2015年9月24日木曜日

ゼミ合宿2015実施

2015年9月23日(水)~24日(木)にかけて、ゼミ合宿を実施しました。各自が事前に準備した発表資料にもとづいて研究発表を行うことがメインの目的です。


自然に囲まれた宿泊施設。奥只見ダムが目の前にあります。すぐ横はスキー場。冬は雪が6mも積もるそうです。
猿もいます。

4年生は卒業論文の構想と経過発表。今年のゼミ生も研究テーマは様々です。奈良時代から鎌倉時代まで、『古事記』の用字法、『枕草子』の口語性、『今昔物語集』のオノマトペ、といったテーマが研究されています。また、和歌集の序文を対象として、指示詞による文章展開のあり方を研究する人も。それぞれが日本語の歴史を自らの興味関心にもとづいて捉えます。後輩の3年生はその発表を聞いて、調査・研究の方法を学ぶことになります。一方、3年生が取り組むのは、日頃のゼミで講読を続けている天草版『伊曽保物語』の日本語学的研究です。室町期の言語資料を題材に、これまた様々な角度から日本語の歴史について考えます。(なお今回は、昨年のゼミを選択した後、近代文学のゼミで卒論を頑張っている学生も特別参加してくれました。)発表資料は全部で90ページを超えていました。疲れましたが、充実した研究発表会となりました。

今回の宿、宿泊料金は格安ですが食事は結構ボリューム感あり。肉で元気を補給します。2日目お昼のハヤシライス(カレーライスではないか?という説もありましたが)も美味しかったです。
合宿の最後には、今回の経験をまとめるグループワーク。「この合宿をあらわすキーワード」を話し合って、他のチームに紹介します。意外性のあるキーワードも、その後の解説を聞いて納得。なぜか「磯貝先生」なんていうのも出てましたね。
ゼミ生の皆さん、お疲れ様でした。この形で合宿を行うのは今年が初めて。来年以降も継続の予定です。どんな風に発展していくのか、楽しみです。

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